"Goodbye To Love"のトニー・ペルーソの話再び(と、カーペンターズの「サンキュー・フォー・ザ・ミュージック」

ポルナレフBOXの途中で、なぜかカーペンターズが再び聴きたくなって、1stアルバムから聴きばおしたりしている。
そこで、以前ちらっと触れた"Goodbye To Love"のトニー・ペルーソのギターソロが
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20081023/p1
ライブだとどうなっているんだろう、とやたら気になりだした。
カーペンターズのライブは、公式なものはアメリカ発売は無く、日本でのみ発売の「ライヴ・イン・ジャパン」(1974)と、日本とイギリスでのみ発売の「ライブ・イン・ロンドン」(1976)しかない。
とりあえず1976年という事なので「ライブ・イン・ロンドン」を買ってみたが"Goodbye To Love"はメドレーの最後で、トニーのギターソロは間奏と後奏があるのだが後奏のみしかなく、ありゃ、失敗した、と思ったが、ギターフレーズにカレンがスキャットで声を併せている部分がある事が判明。
他にも1976年以降のライブがないか調べてみたら「DYNAMIC LIVE カーペンターズ」という、日本語表記なのに直輸入盤という、例の日本でのみ発売するために海外で製作したであろう(made in Australia)あやしいCDを発見。収録時期が1976年~1978年としかなく、どの曲がいつどこで演奏されたものかの情報が一切ない!それでも、こちらは"Goodbye To Love"がまるまる演奏されているので買ってみた。
音はあまりよろしくないしモノラルである。つまりはやはり海賊盤だ。それでも音が生々しくてなかなかの迫力。"Goodbye To Love"では、間奏も後奏もカレンのスキャットがあった!
「ライヴ・イン・ジャパン」は購入予定が無いので、ようつべで確認してみると、間奏の部分ではカレンのスキャットはあったが後奏にはない(っていうかトニーが長髪だ!)ということは、徐々にカレンのスキャットの部分が増えてきているのだな。
そうなると、ペルーソのギターフレーズは常に同じでアドリブは無い、という事になる。
ちなみに「DYNAMIC LIVE カーペンターズ」には、正式なレコーディングが無く、テレビ番組でしか演奏したことがないという ABBA の「サンキュー・フォー・ザ・ミュージック」のカバーが収録されている。あやしいCDに間違いはないが、そういう価値もある。(そのテレビ番組での演奏はようつべで見れるけどね)
さらにちなみに「シング」は日本語バージョンなので、1976年の日本公演のものであろう。