Saints(1996)Sequentia(2CD) と、昨日の話の続き

Saints(1996)Sequentia(2CD)
ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの聖歌の中で、さまざまな聖者を讃える曲が集められている。
2CDなのだが、2CD目のラストに、かの"Vision: The Music of Hildegard von Bingen"の中の" Vision"の元曲である"O Euchari, in leta via ambulasti"が収録されているので、とりあえずこの曲をOxford Camerata盤の同曲、そして"Vision"とを聴き比べてみる。
結論から言うとこのSequentia盤は男声であった、Oxford Camerata盤そして"Vision"は女声なので、最初に"Vision"を聴いてしまったのでOxford Camerata盤がしっくりくるな。
さて、昨日
  常に通奏低音的な一定の音程がまとわりつくポリフォニーである。
という事を書いたのだが(本来は持続音と書くべきだった)今日知ったのだが、モノフォニーの時代にこういう手法で初めて作曲したのがこのヒルデガルト・フォン・ビンゲンらしい。なので当時の人はかなり異様に感じたとの事。いろいろ先駆的な人だなあ、この人は。