ディーリアス 「ラ・カリンダ」4種

ディーリアス 歌劇「コアンガ」より「ラ・カリンダ」


ヒコックス指揮 ノーザン・シンフォニア・オブ・イングランド(1985)(EMI)

マリナー指揮 アカデミー室内管弦楽団(1977)(デッカ)

フェンビー指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(1981)(ヘリテイジ)

ティントナー指揮 シンフォニー・ノヴァ・スコシア(1991)

ルネッサンスのアニー・ハズラムがボーカルでカバーした事からもわかるとおり、たぶんディーリアスの曲の中では最もポピュラーな曲であろう。
ヒコックスは大仰で堅く、この曲のチャーミングさが損なわれている。
マリナーは最初はすっきりしていいかなと思ったがやはり大仰、ラスト前のアッチェレランドも理解しがたい。
フェンビーは、かなりすっきりしているが、後半かなりテンポが落ちて大仰になってしまった。
ティントナーはもっともすっきりしているが、全体にテンポが遅くこの曲の軽やかさが損なわれている。
すべて通して聴いたら、帯に短し襷に長し、という感想になってしまった(汗)