ディーリアス 歌劇「村のロメオとジュリエット」(マッケラス盤)

マッケラス指揮オーストリア放送交響楽団(1989)(デッカ)
ヘレン・フィールド(ソプラノ)
パメラ・ミルデンホール(ソプラノ)
サミュエル・リネイ(ボーイ・ソプラノ
アーサー・デイヴィス(テノール
バリー・モーラ(バリトン
スタッフォード・ディーン(バリトン
トーマス・ハンプソン(バリトン
アーノルド・シェーンベルク合唱団

ディーリアスを指揮するマッケラスは、ディーリアスにふさわしくないテンポ変化や盛り上げがある演奏と、一転幽玄と寂静に徹した演奏があり、けっこう振り幅が広い。
この「村のロメオとジュリエット」の場合は、その中間と言った感じで、良いバランスが取れている。
同年に単独で演奏された間奏曲「楽園への道」
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2018/11/09/045300
と聴き比べてみても、単独演奏と全曲演奏の中で演奏される場合とは演奏の意義が違う、という点もあるけれども、全曲演奏のほうが抑制が効いているのがわかる。
メレディス・デイヴィス盤と並んで、標準盤として充分に推せる演奏。けだし名演。
このマッケラス盤の音源に映像を乗せた映画があるらしいが、某通販サイトでは出てこない(DVDがあるはずだがLDしか出てこない)うーん、見てみたいぞ。
と思ったら、youtube ですべて見れるではないか!
こちらは主人公の子供時代のハイライト。

youtu.be