ブルックナー 交響曲第1番(1865/1866 リンツ稿)
ヤング指揮 ハンブルク・フィルハーモニア管弦楽団(2010)
シモーネ・ヤングのブルックナー交響曲全集である。
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2019/04/25/045541
ヤングのブルックナーの感想を書くとき、毎度のことながらインバルとティントナーを引き合いに出すが、ご容赦願いたい。
以前、ブル1は、インバルは透徹性、ティントナーはダイナミックと書いた。
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20090108/p1
ヤングは、テンポ設定はインバルとほぼ同じ(ティントナーはやや遅い)だが、演奏はティントナーに近い、というかよりアグレッシブである。さらにいつもの抒情性もある。
この3種はすべて名演だと思うが、現時点の個人的感想は、ヤングが僅差で上にいったかもしれない。