ヴァンスカのシベリウス 交響曲第6番 新録音

シベリウス 交響曲第6番
ヴァンスカ指揮  ミネソタ管弦楽団(2015)

ヴァンスカのシベリウス交響曲の新録音について、2015年に「今年あたり残りの録音が出そうなんだが」と書いたが
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2015/08/10/044027
そのまま忘れてしまっていたが、2016年に、3番、6番、7番のカップリングで発売されていた(汗)
まずは第6番を聴く。
以前も書いたが、ラハティ交響楽団との旧録音は、第4楽章が若干テンポが速すぎる、という事以外は文句のつけようのない演奏だった。
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2013/04/14/081152
今回、全体的に若干演奏時間が長くなっている。そうなると、第1楽章、第2楽章がちょっと遅すぎる気がしてくる。
第4楽章はテンポが若干ゆっくりになって理想に近づいた。しかし、上記で触れた「中間部からコーダ直前にかけての、テンポが上がる部分」がしっかりテンポが上がってしまった。(しょうがない、というか当たり前の話だが)
しかし、これはあくまで個人的な好みの問題。ヴァンスカのこの新録音のシリーズは、前にも書いたが透徹性を失わずに抒情性を増す、という稀有の名演揃いである、という事にかわりはない。