シベリウス 交響詩「エン・サガ」(1892年原典版)

シベリウス 交響詩「エン・サガ」(1892年原典版
ヴァンスカ指揮 ラハティ交響楽団(1995)

交響曲第5番原典版カップリングで「エン・サガ」の原典版である。
一言で言うと、原典版は主題の扱いが大仰で、全体に不器用な印象。改訂版はその点をすっきりさせている。同じ曲とは思えないほど聴いた印象は違う。
通常は聴きやすくなった改訂版を採るのだろうが、個人的には原典版の魅力も捨てがたい。改訂版の方がこじんまりとまとまってしまっている、と言う感じもするからだ。