サラステのシベリウス 交響曲第1番

シベリウス 交響曲第1番
ユッカ=ペッカ・サラステ指揮 フィンランド放送交響楽団(1987)

シベリウス交響曲第1番は、交響詩的な側面があるとは巷間で言われている事だし、そういった前提の音作りをする指揮者が多いのも事実である。
しかし、サラステは実にしっとりしていながら緻密な演奏で、交響詩的な側面の奥にある、実は深みのある作曲技術によってこの曲が成り立っている事を教えてくれる。