再びアシモフのロボットシリーズ

最近、リモート出演によるテレビ番組が増えているが、それでまたまたアシモフを思い出した。
アイザック・アシモフは「ロボット・シリーズ」と「ファウンデーション・シリーズ」という大きな作品群を持っている(最終的に二つが融合する)のだが、「ロボット・シリーズ」の「鋼鉄都市」から始まる、いわゆる「ベイリ+ダニール・シリーズ」は、宇宙開発の為に宇宙に飛び立った人類が、長い年月の間に既に別の生活形態をもってしまい(スペーサーと呼ばれる)そのスペーサーが地球に戻って来ることによる、元から地球にいた人々との軋轢が背景にある。
そのスペーサーの生活形態で特徴的なのは、生活全般をすべてロボットに任せているために、広い領地のの中にただ一人(もしくは夫婦)しかいない、というのが当たり前になってしまったために、他人との空間的な接触に嫌悪感を抱いてしまう、というか、生理的に無理になってしまっている、というものだ。なので、コミュニケーションはすべて映像越しということになる。
原因は違うが、現実の世界でも、スペーサーのようになってしまうんだろうか・・・・