フリートウッド・マックの「英吉利の薔薇」の話

ブルース・ロック時代のフリートウッド・マックの名盤として人口に膾炙しているアルバムで、サンタナで有名になった「ブラック・マジック・ウーマン」のオリジナルが収録されていることで有名で、若い頃は渋谷陽一の「レコード・ブック」にも載っていたので、フリートウッド・マックのCDを買う時には、「ファンタスティック・マック」「噂」そしてボブ・ウェルチ時代の「枯木」とともに購入していた。
たまたまウィキペディアを見ていたら、ディスコグラフィーの「スタジオ・アルバム」の項にこのアルバムが無い。「えー!何で?」と思っていたら「コンピレーション・アルバム」の項にあった。てっきり正式アルバムかと思っていた。
実は「英吉利の薔薇」はアメリカでのデビューアルバムで、コロシアムの時に書いたが、昔はイギリスのミュージシャンがアメリカでアルバムを出すときは、オリジナルではなく、例えばすでにイギリスで2,3枚アルバムが出ていた場合、そのアルバムから取捨選択して1枚に編集してアメリカのデビューアルバムを作る、という事は普通に行われていたのだ。(ビートルズもそうだった)
しかし、この年になるまで「英吉利の薔薇」がそうだったとは知らなかった(汗)ちなみに、2nd+3rd+未発表曲という構成らしい。