菅原文太と仏教

相変わらず、前置きが長いです。
維摩経という大乗仏教のお経があって、子供の頃にその内容を戯曲化したものを読んでいた。その関係で大人になってから維摩経についての本を何冊か読んでいた。
お経というのは、日本人にとっては漢訳されたものがほどんどで、中にはオリジナルのサンスクリット語パーリ語のものが失われたものもあるのだが、維摩経もそういうお経の一つであった。
それが、1999年にチベットサンスクリット語写本が発見された、というニュースがあり、サンスクリット語からの翻訳も出版されていて、いつか読みたいとは思っていた。
それが先日本屋にいったらあったので買ってしまった。ついでというわけではないが、同じ訳者植木雅俊が維摩経の前にサンスクリット語から翻訳した法華経の縮約版(お経によくある同工異曲の繰り返しの記述を省略したもの)もあったので一緒に購入。そもそもその法華経サンスクリット語から翻訳について書かれていた「ほんとうの法華経」という本もすでに購入していた。
で、ここからが本題なのだが、私は本を読む前に、前書きと後書きを先に読む癖があるのだが、維摩経のほうの後書きに。法華経サンスクリット語から翻訳した際に、その情報を得た菅原文太が、自身のラジオ番組「菅原文太 日本人の底力」に招待してサンスクリット版の法華経について対談した、と書いてあった。
菅原文太高倉健と並ぶやくざ映画のスターであり、私の青春時代には「トラック野郎」が有名だった人が仏教!?
調べたが、あまり情報が無い。なんか宗教関係者との対談(6人の著名人と6人の宗教家とのそれぞれの対談)の本とかもあるようだ。うーん、知らなかったなあ。