安井かずみ「にがい涙」の話

昨日、ザ・スリー・ディグリーズの話を書いたのだが、あらためて「にがい涙」の歌詞がすごいな、と思ってしまった。
勿論、安井かずみという人は大ヒットメーカーの大作詞家なので、今更の話なのであるが。


この曲は、昨日も「よく覚えていた」と書いた「見てた!はずよ!」のサビから始まるのであるが、そのあとの

女が恋に あげたものなと どうでもいいけど
しめつけられる 人を愛する 真心だけはねえ

この2行だけで生々しい成熟した女性の女心の切なさが伝わってくる、と感じるのは私だけだろうか

また「真心だけは」でもなく「真心だけはね」でもなく「真心だけはねえ」である。この「ねえ」が実にいいなあ(ちなみにサイトによっては「真心だけはね」になっているものもある)