2005-01-11から1日間の記事一覧

いろは歌に暗号

さて、こちらは、いわゆる「薬子の乱」を扱ったものだが、ここで考えさせられた。井沢元彦さんなんかが歴史推理を書く場合、自分が解き明かした謎の解答を、彼は真実だと信じて、その説を発表する場として、推理小説という形をとっている(と思う)しかし、…

続 鯨統一郎の歴史ミステリー

昨日は触れなかったが、作品の内容について、少々。 ○金閣寺に密室 足利義満の帝位簒奪と暗殺疑惑、世阿弥南朝スパイ説は、特に目新しいものではないが、この作品の肝は、一休とんち話として知られる逸話が、本編の謎解きにうま〜く組み込まれている作者の手…