2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

R・シュトラウス「エレクトラ」オペラ映画

ベーム指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1981 1982) エレクトラ:レオニー・リザネク(ソプラノ) クリタイムネストラ:アストリッド・ヴァルナイ(メゾ・ソプラノ) クリソテミス:カタリナ・リゲンツァ(ソプラノ) オレスト:ディートリヒ・フ…

ワーグナー「トリスタンとイゾルデ」

カルロス・クライバー指揮 バイロイト祝祭管弦楽団(1974) イゾルデ:カタリナ・リゲンツァ 先日「前奏曲」だけを先に聴いたが「愛の死」も先に聴いてしまう。 リゲンツァのイゾルデは(ヴァルナイの全曲盤を聴く前だけど)あくまで個人的な意見だが、今ま…

ワーグナー「ローエングリン」

カイルベルト指揮 バイロイト祝祭管弦楽団(1953) ローエングリン:ヴィントガッセン エルザ:スティーバー テルラムント:ウーデ オルトルート:ヴァルナイ ハインリヒ:グラインドル テルラムントとオルトルートの悪役コンビが、当たり役のウーデとヴァル…

最近のドラマ

基本的に最近のドラマは見ないのであるが、奥さんが録画していたものを見ているのを横で見ていて、興味をひかれるものはある。 賛否両論だった「Q10」であるが、脚本が木皿泉(やっぱり猫が好き すいか セクシーボイスアンドロボ)主演が仮面ライダー電王の…

ワーグナー「トリスタンとイゾルデ」

カルロス・クライバー指揮 バイロイト祝祭管弦楽団(1974) カルロス・クライバーの「トリスタンとイゾルデ」が、1982年の正規盤(ドレスデン)以外にもあるということは、最近知った(汗) シュトゥットガルド国立歌劇場管弦楽団(1973)(トリスタンがヴィ…

セミラミスとセミラーミデ

押し入れの中に入れてある、キャスター付きの文庫用本棚から「エル・シードの歌」やら「中世騎士物語」(ブルフィンチ)やらを取り出している時に、小森健太朗の「バビロン空中庭園の殺人」という懐かしい本が目にとまった。バビロン空中庭園を作ったとされ…

ワーグナー「トリスタンとイゾルデ」

エーリッヒ・クライバー指揮 バイエルン国立歌劇場場管弦楽団(1952) 父クライバーの「トリスタン」も聴いておきたかった。 テアトロ・コロン管弦楽団が2種(1938)(1948 イゾルデがフラグスタート)あったが、とりあえず1952年盤を入手、、が・・・・主…

ヘンデルのオラトリオ

先日「反音楽史」(こちら)を読んで、ロッシーニ以前のイタリアのオペラや、ヘンデルのオペラも機会があったら聴いてみたいと思ったのだが、当市にだいぶ前に繁華街に出店して一度撤退した「BOOKOFF」が、再度郊外店に進出してきたので、行ってみると、なん…

八戸の義経伝説

一昨日、昨日にかけて、時間の許す限り弟を八戸の義経伝説関連の地へ連れて行った。 三八城神社の弁慶石、小田八幡宮、高館(ほたる崎) 下記サイトがわかりやすい。 ttp://www.city.hachinohe.aomori.jp/kanko/history/yoshitsune/index.html

続・櫛引城跡

昨日の櫛引城跡であるが、グーグルマップでけっこう確認できる事がわかった。 まず、グーグルマップで「八戸 櫛引八幡宮」で検索すると「櫛引八幡宮」の位置がわかる。 そこから国道104号線を南へたどると、馬渕川を渡る寸前に、県道134号線が南へ分かれる。…

モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」 クリップス指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1955)

櫛引城跡

明日は父の七回忌ということで、弟が前乗りで来た(今回は単身) 時間に余裕があったので、軽い気持ちで「どっか行きたいとこある?」と聞くと 「櫛引城跡」と言う。 実は弟は城マニア、それも天守閣が出来る前の時代、山城の頃の城マニアである。 情報は下…

女教皇ヨハンナ

以下アマゾンの「ドナ・W.クロス作 女教皇ヨハンナ」の紹介文より カトリック教会の公式記録から抹消され、伝承としてのみ語られてきた男装の女教皇。ヴァチカンが実在を否定しつづける伝説のヒロインが、いま歴史の闇から解き放たれる。歴史エンタテインメ…

ブーディカ女王、タキトゥス、アグリコラ、スエトニウス将軍、そしてアーサー王

古代ローマと言えば、ガリア、ゲルマン、ブリタニア等の辺境との関係が重要であるが、以前、ケルトにはまった時に、ブーディカ女王を知ったのであるが、今回「そう言えば、ブーディカ女王のローマ側の記録ってどうなっていたっけ」と調べてみたら、「ゲルマ…

歴史の勉強をしていて

最近歴史の勉強をまた始めている。 きっかけは、1980年代に読んだ本で「秦の始皇帝はバクトリア王ディオドトスである」と言った内容の本を読んだ事があった。当時は「バクトリア」等と言われてもぴんと来ないわけであるが、真偽のほどはさておいても、「バク…

ニルソン&コレッリの「トゥーランドット」

ビルギット・ニルソンと言う人は、今まで聴かず嫌いであった。いや、聴いてはいる。ちゃんと彼女が歌っているCDは持っているし聴いている。しかし、心のどこかで自分の好きなソプラノ(カラスとか)に対抗する位置に置いて、無意識のうちに評価しないよう…

「エクスカリバー」と「トリスタンとイゾルデ」

最近ネット上で「トリスタンとイゾルデ」の元になった「トリスタンとイズー」伝説について、いろいろと見ていたのだが。 トリスタンとイズーの逃避行の時、森の中に潜んでいたのだが、森番の密告によりマルク王がそこを訪れると、二人は抜き身の剣を間に挟ん…

ワーグナー「トリスタンとイゾルデ」

クナッパーツブッシュ指揮 バイエルン国立歌劇場管弦楽団(1950) また、「トリスタンとイゾルデ」をいろいろと聴こうと思って、まずはクライバーからとりかかったのだが、クナの「指環」とかを聴きこんでからだったので、クライバーも名盤なんだが、途中で…

漫画版「ニーベルングの指環」

以前、あずみ椋版、里中満智子版の内容について触れたことがあったが(こちら)また、いくつか気付いた事がある。 ブリュンヒルデと愛を誓ったはずのジークフリートが、ハーゲンの奸計により「忘却薬+惚薬」により、ブリュンヒルデを忘れ、ギービヒ家のグー…

ワーグナー「トリスタンとイゾルデ」

フリッツ・ライナー指揮 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(1936 コヴェント・ガーデン) レコード発売を目的とした「トリスタンとイゾルデ」の世界初録音は、言わずと知れたフルトヴェングラー盤(1952)であるが、現在では、放送用音源等が続々と発掘さ…

反音楽史(2004 文庫化 2010)

石井宏 今までの音楽史は、ドイツ人によって書かれた、「音楽形式の完成」(という一面的な価値観)への道のりであり、それに関与した(捏造を含めて)ドイツ人のみを神聖視し、それ以外の存在を意図的に無視することによって形成された、そういう観点から書…

モーツァルト「フィガロの結婚」

ジュリーニ指揮 フィルハーモニア管弦楽団(1959)

レジーナ・レズニク

クラウス指揮のバイロイトの「ニーベルングの指環」(1953)で「ワルキューレ」のジークリンデを歌っているのがこのレジーナ・レズニクであるが、暗さとリリックな味わいを合わせ待つドラマティック・ソプラノはかなり個性的なジークリンデで、賛否両論だが…

Astrid Varnay Sings Wagner - Studio Recordings 1942 - 1954

アストリッド・ヴァルナイ(ソプラノ) ゼンタのバラード:さまよえるオランダ人(1951) エリザベートの祈り:タンホイザー(1942) エルザの夢:ローエングリン(1942) そよ風のアリア:ローエングリン(1942) 一族の男たちが:ワルキューレ(1951) 君…

ワーグナー「ワルキューレ」

ラインスドルフ指揮 メトロポリタン歌劇場管弦楽団(1941) 先日第1幕のみ聴いた1941年の「ワルキューレ」であるが、全体で約3時間5分、クナはこれより30分も長いし、クラウスでさえこれより時間がかかっている。 えらいスピードの演奏であるが、アメリ…

ギービヒ家の三兄妹の謎

「神々の黄昏」には、ジークフリート、ブリュンヒルデに加えて、ギービヒ家の三兄妹が登場する。 当主グンター、異父兄弟の弟ハーゲン、妹グートルーネで、グンターとグートルーネが同父兄妹である。ハーゲンは「ラインの黄金」でヴォータンに「指環」を強奪…