コンサート・フォー・バングラデシュ(1971)

ジョージ・ハリスン & フレンズ
実は、機会が無くて、映像で見るのは今回が初めてである。(なので時代錯誤の発言をお許しください)これだけのメンバーが、一同に会したのだから、映像で楽しむのに限る。ジョージとエリック・クラプトンが並んでリードをとるなど、夢のような話だ。
有名どころはもちろんだが、今回初めて動いている姿を見れてうれしかった人々がいる。ジェシ・エド・デイヴィス、クラウス・ブアマン、ジム・ケルトナー等である。
純粋インディアン出身で、おそらくはじめての著名なロックギタリストであるジェシは、クラプトンのドタキャン要員だったらしく、それでもにこにことリズムギターを刻んでいた。かれのリードも聴いてみたかった気がする(どう見てもKABAちゃんにしか見えないが)
ビートルズの旧友でもあるベーシスト、クラウスは、「ジョンの魂」等を聴いてもらえば分かると思うが、なんら難しいことも変ったこともやっていないのに、惚れ惚れするようなベースの弾き方をする(フレーズとか刻み方とか、どうともいえないのだが)私なぞとは正反対のベーシストで、こんな風に弾けたらいいだろうなあ、と昔は良く思ったものだ。
当時の売れっ子セッション・ドラマーのジムは、リンゴとのツインドラムも迫力満点だ。
また、ビリー・プレストンの曲で、最後のところで、なんで観客があんなに受けているのだろうと、昔、アルバムを聴いてた時思ったものだが、その部分で、前に出て踊りだしたためだと、今回初めて知った。
レオン・ラッセルは、いつ見てもかっこいい。ジャンピング・ジャック・フラッシュはローリング・ストーンズのバージョンより、断然こっちをとる。ビウェア・オブ・ダークネスの3番のみボーカルをとるが、これもいい感じ。

ビリー・プレストンのライブ・アルバム

ビリー・プレストンで思い出したことがある。ローリング・ストーンズのツアーにオルガニストとして同行した際に、彼のバンドがオープニングをつとめた。その時のライブ盤を持っていたが、編成が面白かった、リードオルガン、リズムオルガン、ベースオルガン,ドラムス+ゲストとして、当時のストーンズのギタリスト、ミック・テイラー。しかし、オープニンググループの演奏がアルバムになるなんて、普通は考えられない。それほどできがいい演奏だったのだろう。また聴いてみたいものだ。