イエスのボックスの話とイエス・ファースト・アルバム

イエスのボックスの話とイエス・ファースト・アルバム
先日書いたイエスのボックスも、少しづつ聴き始めたのだが
http://hakuasin.hatenablog.com/entries/2014/04/05
紙ジャケ復刻CDがぼんと入っているだけで全く情報がなかったのでわからなかったが、聴いてみると実はボーナス・トラック満載バージョンであった!
多少かぶってもお得、と書いたが、ボーナス・トラック無しでイエスのCDを持っている人がいたら、これは文句なく買いである。なにせお安い!ただし、ボーナス・トラック情報はネットから引いてこなければならないが。
さて、イエスを聴き始めて50年近くたつのに、このファーストは初めてだ、という人もそうそういないと思うので、今さらながらの事しか書けないと思うがご勘弁。
ジョン・アンダーソンの美しいボーカル、コーラスワーク、クリス・スクワイヤのぶりぶりベース、タイトなビル・ブラッフォードのドラムス、と後のイエスとしての特徴は既に出ているが(ボーナスのデビューシングルB面「サムシングス・カミング」(ウェスト・サイド・ストーリーのカバー)等「こわれもの」に収録してもおかしくない出来)アプローチのしかたがキャラヴァン等のジャズロックに近い、というのは意外だった。
これはこれでいい感じだが、セールス的に伸び悩んだがために「こわれもの」へ至るまでのイエスの試行錯誤が始まるわけである。