フルトヴェングラー ザルツブルク音楽祭のブル5

ブルックナー 交響曲第5番
フルトヴェングラー指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1951)
以前、1942年、BPO盤の感想で、1951年、VPO盤も聴きたいと書いたが
http://hakuasin.hatenablog.com/entries/2009/01/16
BOXのおかげで聴くことができた。
第2楽章のみ1942年盤より速いが、他の楽章は1942年盤より遅い。
第1楽章の序奏の後のトゥッティまでの間が、放送事故かと思うほど長い。まあ、そこはいいのだが、やはり極端なアッチェレランドには閉口する。それさえなければ流麗で十分に美しい演奏である。しかし、フィナーレ後半はやはり爆裂的速さで、こちらもブルックナーを聴くのではなくフルトヴェングラーを聴く演奏なのは確か。