バレエ音楽「くるみ割り人形」抜粋

チャイコフスキー バレエ音楽くるみ割り人形」抜粋
フリッツ・ライナー指揮 シカゴ交響楽団(1959)
先日のギレリスとのチャイコンのカップリングである。
我々の馴染みのあるのは全8曲からなる組曲バージョンであるが、こちらは元のバレエ音楽からの抜粋。
曲目は以下のとおり(※が組曲に無い曲)
序曲
行進曲
チョコレート(スペインの踊り)※
コーヒー(アラビアの踊り)
お茶(中国の踊り)
トレパック(ロシアの踊り)
葦笛(葦笛の踊り)
ジゴーニュ小母さんと道化たち※
花のワルツ
金平糖の精と王子のパ・ド・ドゥ
  アダージュ※
  タランテラ※
  金平糖の精の踊り
終幕のワルツとアポテオーズ※

やはり、組曲に無い曲は初めて聴くので新鮮である。今回は抜粋版なので、いつか全曲を通して聴いてみたいものだ。
ライナーの音作りは相変わらず峻厳である。このポピュラーでチャーミングな曲群を、ここまで峻厳にやっていいものか、と思うほどであるが、そういう意味でも実に新鮮である。「行進曲」のテンポの速さは、今までで初めて聴いた速さだ。トレパックの中間部の低弦の切り込みは、クナッパーツブッシュ盤とは別の意味で激烈である。
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20101220/p1