妖怪大戦争(大映)

妖怪大戦争(1968)
デアゴスティーニ大映特撮映画である。
できれば、前作の「妖怪百物語」を先に見たかった。「妖怪百物語」はガメラシリーズと併映だったので見ているが、こちらは多分見ていない。
西洋妖怪対日本妖怪、ということで、これは他愛もない内容か、と勝手な先入観を持っていたが、大人から子供まで楽しめる作品として、けっこうしっかり作ってあった。
神田隆が珍しく悪役じゃない?と思ってみていたら、あっという間に西洋妖怪に乗っ取られ、結局悪役だった(笑)
ちなみに、以前から気になっていたのだが、そもそも前作の「妖怪百物語」自体が「ゲゲゲの鬼太郎」ブームにあやかってのものであった。そしてこの「妖怪大戦争」であるが「ゲゲゲの鬼太郎」にも「妖怪大戦争」という物語があり、西洋妖怪対日本妖怪、という図式も一緒である。「ゲゲゲの鬼太郎」の「妖怪大戦争」は原作が1966年、アニメが1968年春、そして大映の「妖怪大戦争」は1968年冬である。
ここら辺、当時は問題にならなかったんだろうか?

そういえば、ガメラシリーズ、大魔神シリーズにも出演していた本郷功次郎の「牡丹燈籠」(1968)を子供の頃何回かテレビで見ていた。これは厳密に言うと特撮ではないのだろうが、今回のシリーズに入れて欲しかった。