銀嶺の覇者(Man Of A Silver Mountain) 1975

パープルをやめた直後のリッチーが、当時やりたかったことを爆発させたという意味では
ブラックモアズナイトに通じる点が多々あるアルバムです。中世趣味丸出しです。
それはいいんですが、ロニー・ジェームズ・ディオ(VO)を得るために、
彼のいた「エルフ」というバンドを丸抱えしたために、リッチーのやりたい音楽と、
他のメンバーの音楽性がしっくりいっていない感じがします。
「エルフ」はどちらかというと、ファンク系だったようです。
ですので、このアルバムの曲が、後述のライブで聴けたときは溜飲が下がりましたね。
その点を考慮すれば、捨てがたい味わいのあるアルバムです。