ガブリエルとハミルの両ピーター

最愛のボーカリストを一人選べと言われたら答えられない。二人選べるとなると、迷わずガブリエルとハミルの両ピーターであるが、今日はガブリエルの方。
若かりし頃、ロックフィルム上映会みたいな催しがあって、そこでジェネシスのライブがあったのだが、それが私の人生の転換期であった。(何遍もあるのだが)白塗りメイクとシアトリカルなパフォーマンス。
実は一度だけ私もライブで真似た事があったのだった。今では画像の悪い海賊盤でしか見られないこの映像、その後の「幻惑のブロードウェイ」ツアーの映像と共に是非オフィシャル発売を望む!(ヴァンダーグラフも出た事だし)
概してジェネシスとピーターはライブのほうが出来がいい。スタジオでの演奏がライブを重ねるに従ってより深みを増していくのだ。だから私にとってのジェネシスとピーター最高の演奏はピーター脱退寸前のアメリカツアーの海賊盤(アナログ、今手元に無し)だったのだが、なかなかCDで手に入らない。死ぬまでにあれを聴かないと死にきれない。スタジオを聴いて彼らがこんなものかと思っている人がいたら是非聴かせたい。その中の「バックインニューヨークシティ」はどうしても歌いたくてボーカルラインを完コピしてライブで歌ったものである。ちなみにスタジオ盤のボーカルラインとかなり違う。