ホグウッドのモーツァルト

例のたけしの番組のせいで、モーツァルトがバカ売れだそうである。アナログ時代の愛聴盤をCDで買いなおそうとした矢先である。ブームにのって買ったと思われるのはなんかやだ。しかもホグウッドである。番組で取り上げていた古楽器オーケストラなのである。いやはや。しかし、そのおかげで、今手に入りづらいホグウッドが再発売されるならそれに越したことはない。たとえば39番とか。その39盤を夕べ聴いた(ホグウッドではないが)ここらあたりはもうブルックナーの彼方にまで時代を超えている感じでやはりすごい。本日帰りの車で38を聴いた。これもすごかった。本来対位法に興味が無かった彼が興味を持ち出して使うようになった頃の曲だと思う。彼の天才に対位法が加わったらそれはもう無敵であろう。
無人島に持っていく一冊という話がある。ブルックナーの楽譜と「フィガロの結婚」の楽譜の間で悩んだ思い出があるが、やはり「フィガロ」でしょう。