対位法

以前にも書いたが、私は対位法が好きである。一切ピアノの基礎も知らなかったが二十歳ぐらいの時に、どうしてもバッハが弾きたくなって、偽者のピアノを買って独学でひたすらインベンションを練習した。おかげで難しくないインベンションと簡単なシンフォニアは、なんとか爪弾くことができくようになった。実際に自分で弾いてみて感じるバッハの対位法は感動的だった。しかし子供の頃からやっていなかったせいか、練習不足のせいか、それ以来全然進歩が無い。っていうか何年も弾いてない。弾き始めると半日があっという間なので覚悟が要るのであるが。しかしこの機会に週末弾いてみようと思う。モーツァルトイ短調ソナタも再挑戦ってか?

風呂に入っているうちにいろいろと思い出した。
交響曲をピアノ譜に編曲するということをよくやっていた。その曲を構成する最低限の骨組を取り出す作業で、いろいろと勉強になった。しかしそれが何の役に立ったかというと今まで何の役にもたっていない。クラシックの教育が無いから、いろいろな本を読んだりして必死だった。(何のために?)好きな対位法の教科書はちんぷんかんぷんだった。(だれか優しく教授してください)でもPCミュージックでブルックナーの真似をしたオーケストラ曲を作ったときは、コーダ直前にフーガを書いた。不完全な3声であるがそれなりに盛り上がっている。さすがオーケストラ。しかしほんとに対位法をマスターして4声くらいでびしっとしたフーガをそこに入れられたらもいっといいなあ。でも楽譜におとせないソフトだったし、そのソフトが入ったPCも、もう無いし、今は自作のプログレやポップス等と一緒にカセットテープに残っているだけである。