「機動戦士ガンダム」1stシリーズ

さて、あるお方のために、唐突に「機動戦士ガンダム」1stシリーズについて、多少語りたいと思う。基本的にロボットアニメやヒーローものは嫌いな人間である。作り手がわの姿勢の問題なのだが、子供受けするための安易な製作態度が見える場合が多々あるからだが。反面、スポンサー獲得のためロボットアニメの形をとっているが、実は、作りたい事、訴えたい事は別にあるんだぞ。でもロボットアニメとしてもきちんと作ろう!そんな姿勢があれば、充分に評価するわけで、ガンダムが子供にも大人にも支持を受けたのも、そんなところに原因があるのではないだろうか。
例えば、ガンダムは主役ではないのである。最終回、頭部を破壊された時、アムロは「たかがメインカメラを破壊されただけだ」と言った。宿敵シャアへの囮のために、彼はガンダムを自動制御にしてガンダムを降りる。シャアのジオングと相打ちとなりガンダムは半壊する。ガンダムは道具に過ぎなかったのだ。そして最後は内蔵されたコアファイターにによりアムロは戦場を脱出する。こんなロボットアニメはそれまでなかった。ここは劇場版の安彦さん新作画で見たいところだが、現在のDVDは音楽、吹き替えとも再録音で評判が悪い。LD買っといてよかった。