クラシックのCDを買う難しさ

クラシックのCDを買うのは難しい。特に有名な曲、自分が何度も聞いたことのある曲は、ある程度自分の中でこだわりが出来ているわけで、テンポやバランスなど、こうあって欲しいというのからづれていると、せっかく聴いていても気持ち悪いことおびただしい。なんでここでテンポあげるのよ!(または、下げるのよ!)なんて思いながら聴くのはいやである。だからあたりをつけて正解だった場合は大変うれしい。あとCD発売当初は、なかなかアナログ盤の古いものがCD化されなかった。(特にステレオ初期の録音)最近やっと出始めて、たとえばバイオリンのヘンリク・シェリングや指揮者のフリッツ・ライナー、スタインバーグ等も手に入るようである。特にライナーの「新世界より」は大変な名演だと思っていたら、ほんとうにそうらしいことを知ってうれしい。前にも言ったかもしれないが、こういうポピュラーなクラシックは逆に真摯に真摯に演奏しなければ下卑たものになってしまうのだ。それはスタインバーグの「惑星」も同様。