グーデンホーフ光子伝

思い込みや勘違いで、自分でも笑ってしまうことがあるが、なぜか古い記憶が蘇った。ずいぶん前に図書館で「グーデンホーフ光子伝」という背表紙を見た。私はその時なぜか「グーデンホーフという物理学者が、原子、分子、素粒子、などに続く「光子」というのを発見した」という話の本かと思ってしまったのである。(出版が鹿島出版会だし)本当は、明治時代にチェコの伯爵にみそめられてヨーロッパに渡った青山ミツコの物語、旦那さんが早世したあとも、伯爵家をりっぱに守ったという。ちなみに息子さんが反ナチ運動で逃亡生活をし、それが映画化されたのが「カサブランカ」だそうだ。全然知らなかった。終戦後「ヨーロッパ共同体」の提唱者として名前が知られているという。なんかすごい。「ミツコと七人の子供たち」大和和紀「レディー・ミツコ」等けっこう他の本もあるらしい。ネットで検索してたら、大地真央で舞台にもなったらしい。知らなかった。