マイ・フェイバリット・ドラえもん・エピソード

いつかと言っておきながら、もう書いてしまう。
①あやうし!ライオン仮面
いいかげん大人になった時、この作品の一場面だけが鮮烈に頭脳に焼きついていた。すなわち!オシシ仮面大ピンチの場面である。その時は、タイトルさえ覚えてなかったので、再びめぐりあうまでずいぶんかかったものだ。え?ライオン仮面じゃないの?ですって?違うのです。
順序だてて話しましょう。フニャコフニャ夫作の「あやうし!ライオン仮面」の続きがどうしても知りたいドラえもんとのび太。なんだ、作者に聞けばいいのだと訪ねたところ、作者はアイデアに詰まって四苦八苦、ライオン仮面が敵にとらわれて電磁波(?)かなんかでやられている場面で「続く」なのだ。ドラえもんが一計を案じ、未来に行って、来月号を入手して、それを見て書けばいいということになった。で、来月号のストーリーとして弟のオシシ仮面が助けにやってくるが、やはりあっさり捕まってしまい、やはり電磁波(?)かなんかでやられている場面で「続く」なのだった。その時のオシシ仮面の絵が私にとってツボの爆笑ものなのだった。たぶん絵柄からしてそこだけ藤子不二雄A氏が、書いていると思われる。しばられて吊り下げられた姿のなさけないこと。獅子舞の衣装の下から出てる足だけが、ヒーローっぽいのがまた笑える。そして電磁波にやられてグエー!なんて叫んでる絵がまた・・・というわけで、勝手に貼り付けますが、ここで絵の一部が見れます。
http://tensaidensetu.hp.infoseek.co.jp/maboroshi/maboroshi.htm
②のび太の結婚前夜
こちらは比較的最近知った部類。映画にもなった名作。しずかちゃんの父が、しずかちゃんに語る「きみが生まれてからの毎日が、きみからの最高の贈り物だった」と、のびたを評して「人の幸せをねがい、人の不幸を悲しむことの出来る人」「それが人間にとって一番大事」のセリフは、いつ読んでも泣ける。娘を嫁にやる時は、こんな心境で送り出したいものだ。