昨日午後、ＮＨＫで「義経の謎」みたいな番組をやっていた。１月２日放送の再放送だ。もしかして東北限定の番組かもしれない。ＮＨＫだからあまり期待できないが、高橋克彦さんが出てるので、とりあえず見た。内容は高橋さんが苦笑いをしていたことで、推して知るべし。人は正史に書かれているというだけで、それを自分で考証しもせず、信じきってしまうものだと、改めて思い知らされた。義経の死についての正史の不確かさは、『成吉思汗の秘密』（高木彬光）あたりを読んでいれば明白だと思うのだが。
ちなみに、八戸も義経伝説が数多くあるが、以前住んでいた場所のそばにある神社は、義経の妻が、病気になり逃避行についていけないので八戸に残り、亡くなったあと、彼女を祭ったという伝承が残されている。そのことを書いた本を埼玉時代に読んでいて、八戸に来て見たら、近所だったので、その偶然にびっくりしたものだった。
