古本屋での収穫

昨日は、のだめカンタービレのために古本屋を巡った。ヒット作なのでまったく無かったが、普段行かない古本屋も行ったため、けっこう収穫はあった。以前揃えかけていた、清原なつののりぼん時代の単行本が、もっていないものだけおいてあった。運命だ。これでりぼん時代は「真珠とり」を残すのみとなったが、表題作(3部作)はハヤカワの文庫に収録されているので、とりあえずはよしとするか。ただし、表題作以外の2作のために、いつかは欲しいところだ。解説(?)をみると、「りぼんオリジナル」発表とかあって、そんな雑誌もあったのだ。読んだ記憶が無いので、こちらに発表されたものは、初見である。
あとびっくりしたのが、原ちえこ赤毛のアンシリーズ「虹の谷のアン」のみをマンガ化していたということ。上だけしかなかったので悔しい。しかしよりによって、正式アンシリーズでない「虹の谷のアン」とは(既にストーリーをになうのはアンの子供たち)。でも私も、これと、やはり正式アンシリーズでない「アンの娘リラ」(原題の「リラ、マイリラ」のほうがエンディングにかかっているので、こっちのほうがいいと思う)が、(下手をすると本シリーズより)好きだったりするので、気持ちは分からなくもない。(上記2作に対抗できる本シリーズは「アンの夢の家」かな)。さらに言うと、アンがほとんど出てこない「アンの友達」「アンをめぐる人々」がむちゃくちゃ好きだったりする。若い頃、よく飲みながら読んで号泣したものだ(なんという青春時代)
あとは、横溝正史を精力的(?)にマンガ化しているJETの「真珠郎」、山田正紀「流氷民族(旧氷河民族)「神々の埋葬」、「神狩り」は、さすがにどの古本屋にもないが、ハルキ文庫で復刻されているので、そっちで買ってもいいかな。