メンデルスゾーン:バイオリン協奏曲ホ短調 ヒラリー・ハーン

さて、以前日記にで、NHK教育でたまたま見て書いたヒラリー・ハーンをとうとう買った。
いやあ、この手垢のついたような曲(失礼)がこんな響きを持つとは誰が想像しただろう!というか、この曲は本来こういう風に演奏して欲しかったと、心の奥底の潜在意識が思っていたのかもしれないと思えるほど、逆に懐かしく感じてしまうのはなぜ?。まるで4本の弦が1本であるかのようなこの滑らかさ、どこまでも歌うそのフレーズ、でいながらもコントロールと抑制が完璧に効いている。うーん、ほんとにすごいぞこの人は。こんなのを聞くとベースでも同じことが出来るのかしらと夢見てしまうぞ(楽器の概念が違うからね、そもそも)でも、思い当たるのは、ヘンリク・シェリングが女性で奔放だったらこのぐらい完璧にコンロールしながらも歌ったのではないかと思うと、やっぱり単に私の好みか。チャイコンはいつでるのだ?