至上の愛(1964)

ジョン・コルトレーン
というわけで、久々に聴いてみる。改めて、この時期に彼の表現したい内容が、ジャズという枠というか箱に収まりきれず、箱が壊れるぎりぎりの状態にあるここが分かる。というか、もうひびがはいって、漏れている感じ。だからこそ、この後、フリージャズに行くわけだが。最初は、その箱のジャズっぽさが、鼻についていたのだが(ジャズファンには噴飯ものの発言を失礼)彼が表現しようとした内容を、直接把握するようになってきたのか、以前ほどは気にならなくなった。というか、やはり傑作である。