サンタナ
さて、待望の WELCOME である。ファラオの「カルマ」で有名な、レオン・トーマスがいる。フローラ・プリムも、マクラフリンもいる。が、ちょっと肩透かしを食った感じ。もっと、ジャージーなのを期待していたが、ジャージーではあるが、かなり聞きやすい仕上がりになっている。フュージョン一歩手前まで来ている部分もあるが、あと一歩でとどまっている。ギタリストのリーダーバンドなのに、目立ったリードギターがほとんどないのも逆にすごい。数少ないリードギターは、大変ねられた感じで、既に「哀愁のヨーロッパ」の下地が出来ていたといえる。例外は、マクラフリンとベーシストとの共作で、これはかなりマクラフリン色が強い。好みとしては、「キャラバンサライ」に軍配があがるが、万人向けなので、多くの人には聴いてもらいたい感じ。