Phantasmagoria(1972)

CURVED AIR
2ndは入手不可(ライブの曲が3曲入っているので聴きたかったところだが)で、これは3rd。1曲めの「Marie Antoinette」は、彼らの曲中、屈指の名曲だろうが、やはりライブとの歌い方のギャップがある。ただし、ハーモニー主体のこっちも悪くない。ごった煮状態は相変わらずで、前半のロック、フォーク、クラシックから後半はコンクレートミュージック風から、ソフト・マシーンを思わせるジャズロック(ゲストにブラスセクション、やバイブス、クシロフォーン)、はてはラテン(?)ロック風と、とめどない。が、こなれてきている分完成度が高く、このスタイルのまましばらく続けてほしかった気もする。が、この後、主要メンバーのダリル・ウェイとモンクマンが脱退してしまうのだった。