シークレット・ワールド・ライヴ(1994)(DVD)

ピーター・ガブリエル
DVDを買って久々に見た。ライブ・ショーを総合舞台芸術としてみるなら、これは完璧な部類にはいるといえる。こんな大掛かりなセットと演出で世界をまわって、もとがとれるのか??
ベースのトニー・レヴィンとギターのデヴィッド・ローズのかっこいいこと!なんであんな軽やかなステップを踏みながら楽器が弾けるのか!
思えば、トニーはピーターのソロ1stに参加したのがきっかけで、キング・クリムゾンはじめ、世界的なベーシストへの道を歩み始めた。彼が使ったスティックが有名になり、映画「デューン・砂の惑星」でも使用された。かねがね彼は、ピーターとの仕事の合い間にキング・クリムゾンをやっているのでは、と思っていたが、本当にそうらしい。なんかうれしい。
バック・コーラスのポーラ・コール。このままバックコーラスで終わるのはもったいないなあと、最初見たときは思っていたが、その後ソロ歌手として成功しているようだ。他人事ながらうれしい。ほんとに美しく、力強く、のびやかな歌声だ。なんでも、日本公演のアンコールでツェッペリンのブラック・ドッグを歌ったそうな。なんじゃそりゃ!
あいかわらず、ピーターについて書かないが、私にとってピーターが素晴らしいのは自明の理なので、あえて何も書く気にならないのだった。