Mirage (1974)

CAMEL
以前ちらっと書いたキャメルだが、やはり順番に聴くことにした(でも2枚目だけど)
このアルバムは昔友人に聴かされたことがあったようで、何曲かは覚えていた。当時はカンタベリー系のリズムが苦手で、それ以上は深追いしなかった。今はじゃんじゃん聴いているのに。カンタベリー系であり、インプロ中心でありながら、スケーリングやコード進行はさほどジャズ的ではなく、むしろクラシックや英国トラディショナル系の抒情性をもっている。そこらへんの耳障りのよさが、逆に昔は物足りなかったのかとも思う。しかし、それが彼らの強みであるし、ファンもそこら辺が気に入っているのだろう。聴いているときの心地よさは格別のものがある。