映画版「電車男」

映画版「電車男」を見る。大概の原作付きについて言える事だが、映画では短すぎ、ドラマでは長すぎる。どうしても映画は掘り下げが浅くなるし、ドラマは余計な水増しが増えるが、これはしょうがないことだろう。ドラマは後発なので映画版と違うことをしてインパクトを与えなければならないから、あのはちゃめちゃコメディ路線になったと思うが、そちらを先に見てしまっていたので、映画版を見る前は、映画版が物足りなくなるのではと心配していたが、こちらはこちらで、しっとりとしたラブストーリーに仕上がっていて、大変良かった(サティっぽいピアノのBGMもしっとりしてていい感じ、音楽は服部隆之服部良一の孫、服部克久の子))
原作どおりでは山場が無いので、自信をなくした電車男が別れを切り出すシーンで、「あなたがつらい思いをするのなら、もう会わないほうがいいのかもしれませんね」という時の中谷美紀の涙をこらえた表情は絶品であった。告白しようとする電車男に「がんばって」と励ますときの表情も!
木村多江は相変わらずいいなあ。こっちがエルメスでも私的には全然OKなのだが(年か?)
しかし、この映画が公開された6月以降、秋葉原をめぐる状況の激変にはすさまじいものがある。なんか感慨深い・・・(のか?)
PS.主題歌がなんかぱくりっぽいなあと思ったら、案の定 O○○○GE R○○GE であった。納得