The Snow Goose (1975)

CAMEL
キャメルの3枚目、ポール・ギャリコの小説を元にした、アナログ両面使い切った組曲のコンセプトアルバム。プログレファンには涙物。女性スキャットはあるものの基本的にインストオンリー。
このバンドのことをどう表現していいのか。ファンタジーロックと一言で言って伝わるのか?抒情派プログレ?哀愁のメロディプログレ?(褒め言葉になってない?)すでにカンタベリー系の雰囲気はほとんど無い。フルートがリードをとるとタルっぽい感じがする。ギターがリードをとるとフロイドっぽいところもある。イタリアンプログレの雰囲気もある。(ってやっぱり褒め言葉になってない)ほんとになんと言ったら伝わるかわからない。が、曲作りとアレンジのセンスは抜群で、そこらへんがこのバンドの売りであろう。名作である。