In The Land Of Gray And Pink(1971)

CARAVAN
若い頃の聞かず嫌い克服シリーズ、キャラヴァンは3rdから。前半はトラッドフォークやジャズテイストのあるブリティッシュポップス、後半はアナログ片面を使い切った、ソフト・マシーンⅢやザッパのホットラッツにも通じる、聴き応えのあるジャズロック、(リズムはけっこうヘビー)ただし、構成や叙情性は、あきらかにプログレのもの。(ちなみに、ソフト・マシーンとは兄弟バンド)このポップスとジャズロックの2本立ては、彼らのスタイルらしい。全体に、デイブ・シンクレアのキーボードワークと、リチャード・シンクレアのベースワークが抜群。特にキーボードは全体のソロの90%はとっている。生ピアノ、メロトロンはリリカルに、オルガンは、まさにジャズロック。これが1971年か・・・・すごいな。でも、ポップスかジャズロック、どっちかにしぼっても良かったような気もするが・・・・。