CARAVAN
前作路線で、オーケストラ帯同のライブ。つくづく思うが、キャラヴァンのこの路線だけしか知らなかったら、もっと感動できたのになあ、ということ。3rdの曲は1曲も無いし。しかし、(センチメンタル過多ぎみだが)オーケストラとの共演はキャメル並にすばらしいし(また言うがキャメルの方が後発)曲も演奏も見事。女性バックコーラスが数人いるがリサ・ストライクの名が見える。御存知の方もあろうが、ピンク・フロイドの「狂気」で「虚空のスキャット」を歌っていた女性である。だから、女性コーラスが聞こえると、なんか「狂気」を思い浮かべてしまう。PS.スタジオ盤では気にならなかったが、パイのボーカルはちょっと弱いぞ。リチャードがいればなあ。でもリチャードは、ハットフィールドを経てキャメルに行くのだった。