Tubular Bells(1973)Hergest Ridge(1974)

Mike Oldfield
さすがに若い頃は、「チューブラ・ベルズ」は聴いたことがあったが、いわゆる3部作は聴いたことが無かったので、今回聴いてみる。「チューブラ・ベルズ」は、昔からそうだったのだが、キャッチャーな楽想が脈絡無く展開するところに深みを感じられず、あざとさを感じてしまい、苦手なのだ。冒頭のミニマル的テーマは悪くないのだが、ベースが入って下降和音展開になるともうOUT。パート2も中間部以外はまずまずだと思うが。
「ハージェスト・リッジ」はそれに比べ、ケルト的中世的楽想が、脈絡をもっておだやかに展開していく。前作より地味かもしれないが、わたしは断然こっちをとる。さて「オマドーン」はどうか?