Castles & Dreams(2005)

Blackmore's Night
さて、以前CDのオマケとして短時間ついてきたDVD映像を抜かせば、ブラックモアズ・ナイト初の映像である。しかし、こう言っては何だが、ほとんど同じような曲調が続くのに全然飽きないのは、この中世風の音楽の底知れない魅力のせいだろうか。(日本人の好みなのか?単に私個人の好みなのか?)しかし、リッチーがキャンディスと踊るとは!表情は相変らずだが、リッチーは相当楽しく演奏しているのだろう。残念なのは、日本公演でもはずされていたが「シャドウ・オブ・ザ・ムーン」がはずされてしまったことだ。2002年のライブCDのオープニングでのインパクトはすごかった!ある意味スタジオ盤を凌駕していた。もっともDISK2にはアコースティック・バージョン(ドラムがパーカッションに替わり、若干静かに演奏されているだけだが)があるとは言え、この名曲は、永遠にオープニングを飾ってほしかった。
また、初めからリッチーがストラトを持たないとわかっていたら、それなりに楽しめるのだが、ストラトを持つとわかっているので、知らず知らずのうちに「いつ持つのかなあ、早く持たないかなあ」などと思ってしまっている自分に気づいた。うーん、しょうがないか。
インタビュー映像で、キャンディスが再結成レインボーの「エーリエル」のメインフレーズの一節を歌っていた(お宝だ)この曲は、終結部にキャンディスの歌声がちょっと入っていて、キャンディスの初お目見えなのだが(レインボーに女性ボーカルなんてありえなかったのでびっくりしたものだ。裏ジャケにちらっと写っているきれいなねいちゃんか?と想像したものだ)インタビューによると、再結成レインボーの時期には、すでにキャンディスと曲を作り始めていて、その中の1曲が「エーリエル」であるが、自分たちには向かないのでレインボーにまわしたそうだ。レインボーを再び始めようという時に、ブラックモアズ・ナイトも同時に始動していたことになる。
もう一点、キャンディスがリッチーと出合ったのは14年前で18歳だと語っていた。インタビューが2004年であるなら1972年生まれ(まだまだ若いなあ)上記初お目見えの時点で23歳、ブラックモアズ・ナイトデビューが25歳である。当時はリッチーの彼女だから30歳は越えているのかなあとなんとなく思っていたが、えらい若いではないか。リッチーとは20歳以上違うのは確実だ。(だからなんだってわけでもないが)→と新発見のように騒いでいるが、HPでは1971年生まれと明記されていた(汗)リッチーは1945年。26歳違い。
PS.インタビューに輪郭が森公美子を思わせるおばちゃんがマネージャーとクレジットされていたが、名字が違うがこの人がキャンディスの母か?年取ったらキャンディスもこうなるのか?