SOFT MACHINE Ⅲ(1970)

SOFT MACHINE
久々にソフト・マシーンの話。このアルバムは、最高傑作と挙げる人が多いが、長らくわたしはⅢがぴんとこなくて、ⅣやⅤあたりのほうが上ではないかと思っていたのだが、さんざんカンタベリー系を聴いたあとにこれを聴くとなんか分かって来た気がする。サイケやプログレ、ジャズロックの間に危なっかしく浮遊しているのがカンタベリーで、その魅力がその危うい浮遊感にあるのだとすると、まさにこのアルバムにはそういう魅力がつまっているということに気づいたのだった。これはいい!