Free Hand(1975)

GENTLE GIANT
ジェントル・ジャイアントの7th。プログレバンドは70年代も後半に入ると、大概がポップス化の道を歩むが、彼らも例外ではない。ただし、すべての特徴がキャッチャーさ聴きやすさを兼ね備えてきながらも、深みは失っていない。それはそれですごいことである。ある意味、普遍性を手に入れた稀有のプログレサウンドだ。もしかしたら1枚目ととして薦めるならこれか?でも、やっぱりボーカルは抜けた長兄の方が好きだな。
彼らを聴いていると久々にジェスロ・タルが聴きたくなってくる。トラッド性や演劇的な変拍子のリフ等共通点は多い。あと中世風のリコーダーとか聴こえてくると、グリフォンを思わせる。