Live In Japan(2002)

21st Century Schizoid Band
昨日書いたOfficial Bootleg Vol. 1を買ったついでに買ってしまう。こちらは既に2003年に発売済み。CDとDVDのセットだが、DVDを見る。みんな勿論うまいのだが、やはり、マイケル・ジャイルスのドラムが圧巻だ。私がビル・ブラッフォードを知らず、ジャイルスがその後パーマネントに音楽活動をしていたら、彼の方がフェイヴァリット・ドラマーになっていたかもしれない。メル・コリンズもさすがに素晴らしい。
昔、例えばクリムゾン創設期のメンバーが、ずっと続いていたらどうなっていたのだろう、などと考えることがあったが、いずれにせよ、内部的にぶつかり合いが生じて、脱退、もしくは分裂になっていただろうと思う。何故かというと、手元にクリムゾンのいろいろな時代のレア音源を集めた海賊盤があるのだが、そこに「アイランズ」メンバーによるインプロ曲があり、実は「太陽と旋律パートⅠ」「人々の嘆き」の素材が既に現われている。しかし、メンバーがフリップの意図を充分理解していたとは言いがたい仕上がりである。つまりは、その時点でフリップはやりたいことを実現できるメンバーを得るために、「アイランズ」メンバーを首にしたわけである。(「アイランズ」メンバーの後年のインタビューによると、自分たちがアイデアを持っていっても、フリップは即却下だったそうだ)だから、クリムゾン創設期のメンバーがパーマネントに続いてもいづれは・・・・と思うわけである。