デューン/砂の惑星Ⅱ(2003)

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先日書いた、「砂の惑星」テレビドラマシリーズの続編の続き、原作の「砂丘の子供たち」の映像化、こちらも若干の省略とアレンジがあるが、ドラマとしての話の流れを良くする為と、映像としての分かりやすさのためなので、まずまずの許容範囲。ポウルの双子の兄妹の年齢設定が原作より高いのもしょうがない。ただし、エンディングはかなりぼかしてある。原作を知らないと、双子の兄レト2世がこれからどうなるのかさっぱりわからないだろう。もしかして、さらに続編の映像化も考慮したエンディングか?それはそれで楽しみだ。こうなったらレトが砂虫化した映像も見たいぞ。しかし、なんだかんだ言っても、よくぞここまで映像化してくれたというのが、原作のファンとしての感想だ。下手にキャッチャーな作りにしないところも好感が持てる。余談だが、音楽はこんどは、「パッション」あたりのピーター・ガブリエルのぱくりだ。