Kids Are Alright(1979)

The Who
ミトン様のご好意により、見ることが出来た(ずいぶん遅れてしまった(汗))ある程度は予想していたが、予想をはるかに上回った。これは好き嫌いを別として、ロックファンは1度は必ず見るべきだ。私もある程度ロックの歴史は把握して、フーのロック史上の位置付けも自分なりに把握していたつもりだったが、浅はかであった。猛省。以前「彼らが徹頭徹尾ライブに一番魅力が現れるバンド」と書いたが、その時も本当は何もわかっていなかったのだ。再猛省。
そしてそれは、このバンドが日本で人気が出なかった理由につながる。つまりはリアルタイムで映像が入ってこなかったためである。例えばビートルズは来日もしたし映画もあった。このバンドが60年代終わりぐらいからコンスタントに来日していたら、ツェッペリンやパープルより前にロック小僧達は夢中になったろう。我々が目にすることができたのは、せいぜい「ウッドストック」と映画の「トミー」ぐらいだったはずで、これではいかにも足りない。あとはロック雑誌とかで、曰く「ピートが難聴に」「キースがまた奇行を〜」etc etc.しかし活字と映像では雲泥の差がある。この映画も79年作だが、日本で劇場公開されたのか?
ピートはたぶんロック史上一番動けるギタリストではないだろうか。彼に比べるとリッチーのギター壊しなどかわいいものだ。普段のキースはまるでホリケンだ。32才の死は早すぎるが、こんなことやってりゃ早死にもする(ドラッグのせいか、死の直前はけっこう老けてる)意外だったのはジョンはピックでガリガリ弾いていると思ったが、半分ぐらいは指弾きだったこと。この人も2002年に亡くなっていた!知らなかったのか、ニュースは聞いていていたが忘れたのか・・・・記憶力が・・・
こういう映像を見ると、元気にライブとかやりたくなってきてしまう・・・とにもかくにもミトン様に多謝であります。