Uriah Heep Live(1973)

Uriah Heep
彼らの特色の一つである見事なコーラスワークが、ライブでもなんら遜色の無いところが脅威である。
で、しつこいけれどもゲーリー・セインの話。ゲイリー・セインのベースはスタジオ盤よりさらに全開だが、ここで困ったことが起きる。ヒープの曲はけっこう様式美的なところがあるので、彼のベースの動きがそれを壊しかねないのだ。特に彼が参加以前の「対自核」「七月の朝」等に顕著である。個人的な意見だが、彼はもっとプログレ色の強い、インプロ系のバンドに行ったほうが絶対個性が生きたと思う。もっと早く知ってたらファンになってたのになあ。ちなみに、彼のベースの全体の雰囲気が誰かに似てるなと思ったが、実はマキオズの川上さんであった。