お盆中に見た映像について駆け足で。

妖怪大戦争(2005)
大変現代的な「妖怪大戦争」で、これはこれでありだろう。神木君のかわいらしさの絶頂か。実は「帝都物語」姉妹編だというのは笑うが。しかし、今、こういうCG映画は、キャシャーンにどこか似てしまうのはしょうがないのか。

探偵学園Q(2006)
これはドラマスペシャル。1年ですっかり子役としては難しい年頃になってしまった神木君であった。このドラマ、中尾明慶や「女王の教室」コンビ志田未来松川尚瑠輝といった布陣で、子役的にはオールスターであった。ドラマスペシャルとしては、まずまずの出来。おかげでレンタルマンガ本で原作を読み始めてしまった・・・・

金田一少年の事件簿 吸血鬼伝説殺人事件(2005)
岩手で再放送していた。初めて見た亀○が普通に芝居の出来る人間だと知った。このドラマに上野をキャスティングした必然性がわからなかった。

キューティー・ハニー(2003)
レンタルでやっと見ることができた。以前「流星課長」(庵野さん)について書いた時に、登場人物をふやして長尺で見たいと書いたが、ある意味この映画でその希望がかなっている。こういうことを大真面目にやるのは大好きな世界である。サトエリが実にのびのび生き生きしているのがいい。他の出演者も軒並みすばらしいが、寡聞にして知らなかった手塚とおる、新谷真弓等に会えたのがうれしかった。

デビルマン(2005)
これもレンタルでやっと見た。公開当時の評判はなるべく信じないようにしているが、これは評判どおりだった。原作の重要テーマに、デーモンへの疑心暗鬼で殺しあって自滅する人類というのがある。それを中心テーマに据えると言う、その意気や良し。ただし、学芸会並の芝居しか出来ない何人かが全てを台無しにしている。あとCGと実写の画面的印象の隔たりが大きすぎること。ラストに超生命体「神」についての言及がないこと。その点非常に惜しい作品であるといえる。