Sheik Yerbouti(1979)

Frank Zappa
このアルバムはザッパの最高傑作と言う人が多い。それはいいのだ、人それぞれの好みがあるから。問題は、「なるほどこれがザッパの最高傑作か」と思って、これ1枚しか聴かない人が結構いるということなのだ。私に言わせれば、確かに全体に聴きやすいアルバムではあるが、ザッパらしさが極端に少ない(あくまで、私の思うザッパらしさだと思うが)前半に1曲あるギターソロ曲とアナログD面をしめるラスト2曲ぐらいである(歌詞は全編にわたってザッパらしさ全開ではある)パンクは嫌いではないが、ザッパでパンクを聴きたいとは思わないし、ポジオはドラムは好きだがどうしてもボーカルは好きになれない(それはブリューもいっしょ)
人それぞれであるし、これを最高傑作と言っても全然かまわないのだが、このアルバムはあくまで入門編として捉えるべきで、これ1枚でザッパはこんなものかと思ってしまって、他を聴かなくなってしまうのは実に惜しいことなのだ。