Dead Man (1996)

Neil Young
ちょっと気分替えに、一見全く関連性の無いものを聞く。
うちの奥さんが結婚前に買っていたCDのなかには、ときおり突拍子も無いものがある。そもそも、奥さんは一般的な観点から言うと「変わった映画」が好きである。そして気に入った映画はほとんどサントラを買う。で、「ニール・ヤング」の「ニ」の字も知らないのに、こういうサントラを持っていたりする。(C,S,N & Y を知らなかったのですよ、この人は)
このアルバムの演奏は、ニールのファンである監督が、映画の内容を彼に教えて、彼がイメージのままかき鳴らしたギターの録音を監督に丸投げしたとか。映画を見ずに60分はきついという意見もあるようだが、一種のトリップ音楽として、大変気持ちよく聴けた。
映画の内容はよくわからないが、ネイティブ・アメリカンが出てくるし、ニールは「インディアンになりたい」と常々言っていたようだ(ここで、関連性が出てきた)ジョニー・デップも出てるし、気になる映画ではある。(監督は小津安二郎のファンだとか)(奥さんによるとすごい映画だとか)
何べんも書くが、私は80年代後半〜90年代は弱い。オルタナとかグランジとかはいまいちわかっていない。(プログレ後のパンクのように、ニューウェイブに対する反発としての先祖がえりととらえて良いのかなあ、ああ、歌詞の内容が新しかったのか、でもプログレは既に哲学的な詩はやってたぞ)しかし、こういうアルバムを聴くと、ニールがグランジから教祖扱いされているというのはわかる。